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防犯目的の鍵の交換で注意すべきこと

防犯対策を意識して玄関ドアの鍵を交換する家庭が増えていますが、その際の注意点をまとめました。
ピッキング対策の鍵の交換だけでは、十分ではありません。
玄関からの侵入は家屋全体の侵入経路の僅か16%にしか過ぎません。
そしてピッキングによる侵入も極僅かです。
そもそもピッキングは、キーをなくした鍵を開ける技術であり鍵師が使うものなのです。
鍵穴内部にあるキーの引っかき傷等の様子を調べながら、工具で開けるものです。
一朝一夕に習得できるものではないので、これを侵入手段としては使わないでしょう。
ピッキング対策は必要ですが、これだけで安心してはいけません。
次ぎにドリリングといって、鍵穴にドリルを入れて壊してしまう乱暴な方法もあります。
開けられる時間は数十秒と短く、ピッキングと変わらない早さで侵入を許してしまいます。
ピッキングと違い技術の習得は必要ありませんので、こちらも重視したいところです。
これらの対策として、シリンダーに丈夫な素材を使う、鍵穴自体を小さいものにする、鍵穴がないものにする等が行われています。
カム送りによる開錠もあります。
これはピッキング対策ではまったく効果がありません。
手法はシリンダーカラーを手前に引っ張り、ドアとの間にできた隙間から工具を差し込み開けるというものです。
僅か数社のメーカーではありますが、この方法で容易に開いてしまいます。
平成14年に警視庁より発表され現在は対策が施されて、新しい鍵ではカム送りはできません。
そして、次ぎに挙げるのがサムターン回しです。
ドアの内側に鍵を開けるつまみ(サムターン)がありますが、これを外部から回してしまうのです。
シリンダー近くにドリルで穴を開け、先の曲がった棒を入れ、サムターンを回します。
この対策はサムターンの周りを覆い隠すことです。
カップの底を浅くしたようなものサムターンで覆うことも可能ですし、サムターンをすっかり完全に覆うグッズがあります。
鍵の交換時は、このようなグッズの活用も検討したいものです。